CADには、設計・製図時間を短縮し生産効率を向上させる多く利点がある。しかしながら、設計・製図の初心者である学生がこれらのCAD機能を使用することで一見、一定水準の作品を完成させることができたとしても、例えば、野球でグローブを使用したキャッチボールができても、試合をすることができないといったように、実は学生自身には必要な知識が定着していない可能性がある。
CADのような技術を教育に導入する場合、こういった問題が実際に存在し、適切な入門教育が提供されているのか、演習時間数にたいする費用対効果が得られているのかといった検討が必要と考えられるところです。